私は略語には疎いのですがレバナスってNASDAQ0指数に連動しレバレッジをかけた商品ということだと最近知りました。
このレバナス投資信託では、
「iFreeレバレッジ NASDAQ100(大和アセットマネジメント)」、また最近設定された「楽天レバレッジNASDAQ-100(楽天投信投資顧問)」が有名なところでしょうか。
この投資信託はNASDAQ指数の2倍の動きとなるようなにレバレッジをかけた運用となっています。
手数料もお高い商品です。
名称 | 購入時手数料 | 信託報酬(年間の手数料(基準価格から引かれている)) |
iFreeレバレッジ NASDAQ100 | 2.2% | 0.99% |
楽天レバレッジNASDAQ-100 | 3.3% | 0.77% |
メリット
最大のメリットは右肩上がりの相場では指数以上の上昇をすることです。
iFreeレバレッジ NASDAQ100のチャート、騰落率です。(大和アセットマネジメントより引用)
①期間別騰落率
②チャート
コロナショックあたりで買ったら8,600円、今現在42,000円ですので約5倍の上昇となっています。2年近く頑張って保有していたらすごい成績ですのでこれなら手数料の高さも気になりません。
デメリット(下げ相場に弱い)
デメリットとしては下げ相場ではこの逆の現象が起こります。
年間通せば上昇と考えられる2021年でも
- 2021年2月17日~2月26日の7営業日で14%の下落
- 2021年3月3日~3月5日の3営業日で13%の下落
- 2021年5月6日~5月13日の6営業日で14%の下落
- 2021年9月28日~10月5日の6営業日で11%の下落
最近では
- 2021年12月1日~12月6日の4営業日で8%の下落
となっています。
このような下落に直面した場合耐えられるか?というところでしょうか。下落局面では下げ止まりがいつになるかもわかりませんし、さらなる下落を想像して耐えることができるでしょうか?
デメリット(ヨコヨコ相場にも弱い)
相場がヨコヨコでプラス、マイナスを行ったり来たりする相場にも弱いです。
以下のように値動きがプラス⇒マイナスを繰り返しトータルとしてはプラマイゼロだとしても元本は目減りしていきます。値動きが大きいほど目減りする額も大きくなります。
以下左から順に「10%マイナス→プラス」「5%マイナス→プラス」「3%マイナス→プラス」が交互に発生した場合の元本の推移です。
当初元本を100とした場合、値動きが10%の場合は78になってしまいます。
あくまで机上の試算であり、実際の相場でこのようなことが起こる可能性は低いかもしれませんが、レバレッジをかけている商品はその確率が高くなることは認識しておいた方がよいでしょう。
来年も一昨年~今年と同じような好調な相場が継続する保証はありません。アメリカはテーパリング、利上げの実施が予定されており特にグロース銘柄への影響は大きいと言われています。
そのような環境でレバナスへ投資するには十分に注意してもよいのではないかと思います。
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