日本電信電話(NTT(9432))が5/12に2022年度の決算発表と同時に、株式分割の発表も行われました。
これが25分割と、ちょっとびっくりするような数字でした。(6/30(金)を基準に1株と25株に分割するというものです)
分割の目的は来年度のNISA制度を見越して、より投資しやすい環境を整え、幅広い世代の投資家を集めるというもの。
(NTT IR資料より)
現在の単元株(100株)で約42万円となる所、約1.6万円で単元株として保有する事ができます。
NTTという日本のメジャー、かつ継続的に株式還元をしている企業の株主に2万円未満でなることができるというのは、長期的な資産運用という意味で投資価値に値するのではないかと思います。
投資をしていない若い世代を呼び込む事で投資家の裾野を広げるという点でもNTTがこのような施策を発表したことには価値があるではないでしょうか。
もちろん、株主が増える事で様々なコストが増える事になるかと思います。NTT自体も株主総会関連資料の郵送料だけでも馬鹿にならないでしょうし、株式を発注しているシステム会社も性能対策が必要になるかもしれません。
逆にこれを契機に日本の株式市場の更なる改革(デジタル化?)が進む事を期待したいなとも思います。
株主総会の各種資料などはすべて電子化を前提にしてしまうとか思い切った対策があって良いのかもしれません。
まだまだ日本にも個人投資家が手を出しずらい価格の単元株はあります。
- キーエンス (6861):670万
- ファーストリテイリング (9983):320万
- ダイキン工業 (6367):265万
- 東海旅客鉄道 (9022):170万
- 東京エレクトロン (8035):162万
- ソニーグループ (6758):130万
- 任天堂 (7974):58万(単元変更(1,000株→100株)でだいぶ低くはなりましたが)
アメリカは1株から取引できますからね。(お薦めはしませんがAT&Tは1株2,000円程度で買付できます。)
自分の保有している企業(銘柄)が値上がりする期待を持たせるような施策はうれしいですが、それとともに日本の株式市場を活性化させるという観点でこれからも様々な施策に期待したいですね。
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