JT(2914)は高配当株(配当利回り:6.4%)ですが、
- タバコ事業は先細り(喫煙者(率)の減少)で未来がない。
- 株価もダラダラ下げていて、減配されればそれで終わり。
そんな感じで見られている方も多いのではないかと思います。
それはは承知のうえで、配当銘柄として、まだまだ捨てたものではないと思う理由です。
JT(2914)週足チャート(SBI証券より引用)
株価は下げ止まりはしたのではないでしょうか。
①国内ではライバル企業がいない
国内ではJTは独占企業です。国内メーカにライバル企業はいませんので、価格競争が起きません。これは強みです。
②利益率の高さ、各種指標の高さ
JTの各種指標値ですが、全般的に優秀な数値です。(数値はマネックス証券より引用)
- 営業利益率:22.08%
非常に高い値です。(タバコが利益率の高い商品となっておりこれは強みです) - PER:11.2倍、PBR:1.1倍
日経平均のPER:16.3倍、PBR:1.68倍を下回り教科書的には割安な水準にあります。 - ROE(自己資本利益率):12.70%
8~10%優良企業の目安とされていますのでこちらも良い値です。 - フリーキャッシュフロー
一定額のフリーキャッシュフローはありますので、配当金という点では安心感のある状態にあります。
③海外での可能性について
現在、JTの国内・海外のたばこ事業における比率は、売上で国内(24.1%)<海外(66%)、利益で国内(29.9%)<海外(74.5%)となっています。(マネックス証券より引用)
海外比率がとても高いです。
また世界の喫煙率(2020年時点)は以下のようになっています。(MEMORVA(メモルヴァ)より引用)
日本は全体の89位となっており、それより上位にこれだけの国があります。もちろん人口の少ない国も含まれていますが、まだ市場開拓の可能性はあると考えます。
嗜好品としてのタバコは、まだ人気はあります。
私の周りも禁煙をした人はいますが、禁煙を続けられずに喫煙へ戻る人も一定人数います。1箱500円以上にもなるタバコをなぜ買うのだろうと思いますが、好きな人にはやめられないのでしょう。(あっ私は喫煙者ではありません。)
捨てたものではないという意味は
売上や営業利益は停滞しています。ですので、株価の大きな上昇を期待しているわけではありません。
株価はそこそこ(キープ程度。あわよくば緩やかな上昇)、配当はきっちり継続的にいただく。
そういう意味で「捨てたものではない」銘柄だと思っています。
集中投資するべき銘柄ではありませんが、一定割合は保有していても良い銘柄だはないでしょうか。
よろしければポチっとお願いします。
↓↓↓↓↓