小池一夫さんといえば「子連れ狼」の作者として知っていたくらいで、twiiterのフォロワーが80万人以上もいたなんて事も知りませんでした。
2年前にお亡くなりになったそうですが、今のtwiiterのTOPに固定されている本を読みました。
人生の結論
著:小池一夫
ひとつひとつの内容が2ページ程度で簡潔な文章となっており、今までの人生経験豊富な方が言われる事で、スっと腹におちるものが見つけられるのではないかなと思います。
全般的にはいろいろな面で丁寧に生きる事の大切さを語られている事が印象にのこりました。
また、「第2章 働くことについて」は前掛りな人(意識高い系)向けという事ではなく、普通の方、私のようにサラリーマンあがったと思っている人それぞれに、これは良い言葉だというものがみつかるのではないでしょうか。
読んでる時の自分の状態・感情によって気になる内容が異なると思うので、今後も読み返してみたいと思います。
お薦め度は★★★★★です。
以下はamazonから転用しましたが、この中で1つでも気になるものがれば読んでみてはいかがでしょうか。
●第1章 人間関係について
他人と上手く付き合うには、自分と上手く付き合う
人間関係を突き詰めれば、「無理をして付き合わないこと」
八方美人は八方塞がり
人との付き合いは、1+1=100
無駄な駆け引きをしない
エネルギー泥棒
自分を愛せる程度にしか他人は愛せない
他人に完全を求めない、自分が不完全なのだから
人の好き嫌いぐらい自分で決める
人との縁を切る
許すが忘れない
失礼な人は無視してもよい
反応すべき人・反応すべきではない人
相手を深追いしない
一流は競う、二流は群れる
相手の怒り方を見極める
自分の生まれ持った性質通りに生きる
人付き合いの幼稚化
自分の感情の都合で人を傷つけない
いい言葉を使う人には、いい人生をつくる力がある
誰のせいでもない
●第2章 働くことについて
働くとは自由を手に入れること
仕事を選ぶことは人生を選ぶこと
「仕事ができるフリ」をやめると、目的にたどり着ける
人の話を雑に聞かない
自分の仕事のスキルを快く下に譲る
仕事は準備が全て
実力だけで勝てないのが仕事
人のペースに合わせない
いちばんできたときの成果は、自分の実力ではない
仕事の経験の「量」を「質」に変える
心を復活させる特効薬
自分の師が目指していた、その先を目指せ
がむしゃらで格好悪い人に、運は舞い込む
金を稼ぐことは人生の選択肢を増やす
仕事の下僕にならない
●第3章 自分との付き合い方について
自分を大切にする人は、人も大切にできる
自分の評価を他人に任せない
自分の不安を誰かに解消してもらおうとしない
嫌がらせと幸せがらせ
苦労したことの元を取る
弱い者ほど相手を許すことができない
1人の人と深く付き合う
「まあ、いいか」と上手にあきらめる
戦えない自分が、戦う人を笑うな
あなたを大切にしない人を、あなたが大切にする必要はない
人格の狭さは、己の世界の狭さ
自分の役割を決めない
機嫌よくいる
人生の悪いときに決断をしない
誰と出会うかで人生は変わる
弱音を吐く相手を選ぶ
「世の中、いろんな人がいるなあ」で済ます
●第4章 粋について
上質なものに触れる
粋で野暮天
一流の店で買うのがいちばん安い
なくしたら「同じ物を買いたい」と思える物だけを買う
大人になって欲しがる物で育ちが分かる
お金がないなりの楽しみ方を見つける
いいものは、灯台下暗し
日常の極上こそ人生を楽しくする
洗練は冷たい
人任せでは成熟したものを得られない
余裕ある大人の所作のヒント
大人の世界の自由度
余裕とは優しさ、優しさとは根性
憧れの対象になる大人がいない
ただ、「格好いいから」選ぶ
本を読め、旅に出ろ、人の悪口を言うな
モノ選びは人生を選ぶこと
●第5章 人を愛することについて
ちょっとした感動を共有しあえることが喜び
愛がないと歪む
愛の究極
身近な人にこそ丁寧に
人を愛することは、その人の幸せを願うこと
●第6章 年を重ねることについて
どういう老人になるかは、今の自分で決まっている
「老い」を前向きにとらえるには
今の自分は若い頃の結果
自分の意志で老人になる
「生産」をやめると老いる
老いは失われゆく若さに勝る
いつか全て終わるのだから、今は頑張ろう
●第7章 自己実現について
どうにもならないことに心を注がない
逞しいアイデンティティを持つ
過去が未来を決めるのではなく、未来が過去を決める
自分の限界をあえてつくる
いざというときには普段やっていることしかできない
苦労は人を歪める
自分が自分を守る
豪華な生活より、気持ちのいい生活
心の避難場所を見つける
人生の二毛作、三毛作