ニッセイ基礎研究所のレポートを読みました。
パワーカップル世帯の動向-コロナ禍でも増加、夫の年収1500万円以上でも妻の約6割は就労
- 夫婦共に年収700万円以上のパワーカップル世帯数の推移~コロナ禍でも引き続き増加、2020年で34万世帯、共働き世帯の2.1%
- 夫の年収が1500万円以上でも妻の約6割は就労
- パワーカップル増加の背景には、仕事と家庭の両立環境の整備が進み、若い世代ほど男女平等意識が強まるなど価値観が変容したことで、若い世代で共働き世帯が増えていることがあげられる。
一番下の「仕事と家庭の両立環境の整備」については確かに進んでいるのは実感します。
ただし「大企業で働いている人が対象」という注釈つきですが。
- もともと大企業なので平均収入が高い分類に入る。
- テレワーク利用がしやすい、環境も整っている。
通勤時間が削減される。家事(食事準備、掃除、洗濯)を分担できる。 - 育児休暇の取得がしやすくなる。(男性、女性とも)
- 大企業の方が女性管理職の登用を積極的に推進している。結果、女性の昇進昇格(=昇給)が増える。
私の家庭では嫁さんは出勤することが多いですが、私がテレワーク率が高いことで平日の食事(夕食)は私が担当することで嫁さんの家事の負荷軽減にはなっています。二人が毎日通勤していたら、50代という年齢では疲労困憊で家事に手が回らなくなり生活が破綻すると思います。けっしてパワーカップルではありませんが、少しでも共働きの期間をこれから維持していければとは思います。
中小企業に勤務されていると、環境の整備というところまで手が回らないのが現実ではないでしょうか。
ということでさらに格差が開いていくことになるのかなと思います。