7/29にインテル(INTC)が‐8.56%の暴落となりました。(株価:36.31ドル(-3.40))
決算は2四半期連続の減収となり先行きも暗い見通しとなるとのこと。
- DJ-米インテル、2四半期連続の減収 PC販売の低迷響(マネックス証券より引用)
米半導体大手インテルが28日発表した4-6月期(第2四半期)決算は2四半期連続の減収となり、先行きについても暗い見通しを示した。新型コロナウイルス禍で2年にわたって大きく伸びていたパソコン(PC)販売の不振が重しとなっている。
売上高は22%減の153億ドルで、市場予想に届かなかった。最終損益は57億5000万ドルの黒字だった前年同期から、4億5400万ドルの赤字に転落した。
金利の上昇やインフレ高進により、個人消費が世界的に鈍化しているほか、オフィス出社再開に伴い、コロナ流行に伴う自宅勤務や遠隔授業で爆発的に伸びていたPC需要が冷え込んだ。
PC向け半導体部門の売上高は25%減の77億ドル。データセンター向け半導体部門は16%減の46億ドルだった。
パット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)は声明文で「4-6月期の業績は、当社と株主が設定した基準に届かなかった。改善する必要がある」とコメントした。
7-9月期の売上高については150億〜160億ドルを見込む。市場予想は180億ドルだった。
これだけ業績悪化すれば下落しますね。
チャート
- 日足チャート(SBI証券より引用)
- 10年間の月足チャートはこんな感じ(SBI証券より引用)
今後の業績見通しも暗いのでここからもう一段の下げもあるかもしれません。
年間配当履歴&配当利回り推移
配当利回りからみると過去にない高い利回りになってるんですよね。そりゃ株価下落してますから。(マネックス証券より引用)
米半導体支援法案
ただ以下のようなニュースがあります。
国をあげて半導体産業、先端技術開発を強化していこうというところにで恩恵を受けるのではないかと考えます。
- DJ-米半導体支援法案、上院通過 2800億ドル規模(マネックス証券より引用)
【ワシントン】米連邦議会上院は27日、半導体産業と先端技術開発の支援を目指す2800億ドル(約38兆4000億円)規模の法案を可決した。次に採決にかけられる下院では、ナンシー・ペロシ議長が迅速な行動を約束している。上院商業委員会のサマリーによると、この法案には製造施設の建設・拡張に390億ドルを直接交付することなどが盛り込まれている。インテル、マイクロン・テクノロジー、アプライド・マテリアルズ、グローバル・ファウンドリーズ、台湾積体電路製造(TSMC)といった業界企業による補助金の利用が見込まれる。
法案にはそのほか、半導体製造の研究・研修の支援に110億ドル、技術の応用促進に20億ドル、半導体製造分野への投資に関わる税控除240億ドルを提供することなどが含まれている。
他社との比較(チャート)
同業他社とのチャート比較は以下のようになっています。
比較対象は以下の会社です。
TSM:台湾セミコンダクター
AMD:アドバンスト・マイクロ・デバイセズ
NVDA:エヌビディア
- 1年間比較
- 5年間比較
パフォーマンスについても、他社に大きく後れをとっていますね。
定期的な配当を得るという点では良いかもしれませんが、株価上昇という点でインテルに将来明るい兆しがでてくるでしょうか。。。
今後の業績回復を期待して今が買いのチャンスということはまったくありません。そもそも業績回復の見込みが見えてないのですから。
でもアメリカ代表する企業ですからちょっと注視はしていきたいですね。
配当つみあげて地味な億万長者になりたいものです。