9月1日に JR西日本 (9021)が公募増資を発表すると株価は一時暴落(-7%)となり、そこからはさえない状況となっています。
■日足チャート(SBI証券より)
JR東日本(9020)、JR東海(9022)含め現在の株価、配当の状況は以下のようになっています。
JR各社資金調達
コロナの影響が長引くなか、各社資金調達に動いています。特に JR西日本 (9021)は株価に影響する大規模な公募増資を実施しています。
- JR西日本(9021)
公募増資(1株につき4996円)総額は2425億3281万8400円
- JR東日本(9020)
英ポンド建てとユーロ建ての社債3本。発行総額は円換算で約2023億円
- JR東海(9022)
35年債200億円調達
JR西日本(9021)が一番株価に影響する公募増資での資金調達となりました。
3社チャート比較
3社のチャート比較です。(マネックス証券より引用)
■3カ月
JR西日本(9021)が最弱です。
■2年
JR西日本(9021)が最弱です。またコロナショック時点の株価を下回っています。JR東日本(9020)、JR東海(9022)はなんとか踏みとどまっている状況でしょうか。
配当状況
配当状況です。(マネックス証券より引用)
- JR西日本(9021)
- JR東日本(9020)
- JR東海(9022)
3社配当利回りの比較
各社21年度からはそろって減配。元々の配当利回りは2%いかない銘柄ですので配当に対する魅力はそれほどありません。(優待を考慮すれば違うかもしれませんが)
9月17日時点のRSI
9月17日時点のRSIは以下の通りです。(一般的に売られすぎの水準(20%~30%))
JR西日本(9021):17.9%>JR東日本(9020):26.9%>JR東海(9022):38.6%
コロナの影響はまだ続くかもしれませんし、業績が急回復することはなかなか難しいかもしれません。業績敬服への期待をしつつ、長期目線で考えれば買付しても良いのかもしれません。ただ長期を覚悟しないといけないでしょうね。