REITは全体の相場からするとまだ回復途上であり、コロナ禍で生活、仕事の変化が起きているとはいえ、必要な場所への不動産投資というのは長い目でみれば需要があると考えます。私自身不動産投資はソーシャルレンディングでは実施しているものの、個別の不動産への投資にはリスクもありREIT ETFでの分散投資を実施したいと考えています。
そんな事もあり、国内と米国のREIT ETFを比べてみました。投資対象としてどちらが優れているのか?という視点ではなく今現在の事実を確認している感じではあります。
■概要
■過去5年間の比較チャート(yahoo financeより引用)
青:iシェアーズ・コア Jリート ETF(1476)
赤:SPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETF(RWR)
5年前の株価と比較すると、iシェアーズ・コア Jリート ETF(1476)(ほぼ変わらず)>SPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETF(RWR)(約-7%)
■年初来高値からコロナショックによる下落率、そこから今までの戻し、年初来高値からの下落率は以下の通り。
年初来高値 | コロナショック下落率 | コロナから現在までの戻し | 年初来高値から現在の下落率 | |
iシェアーズ・コア Jリート ETF(1476) | 2,309円 | 1,229円
(-46%) |
1,760円
(+43%) |
-23% |
SPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETF(RWR) | 107.64$ | 62.13$
(-42%) |
86.25$
(+38%) |
-20% |
今年1年でみるとコロナからの回復度合いについては、iシェアーズ・コア Jリート ETF(1476)<SPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETF(RWR)
■過去5年の配当利回り(平均)
iシェアーズ・コア Jリート ETF(1476)(3.12%)<SPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETF(RWR)(3.71%)
※直近の利回りは逆ですが。
この2銘柄の比較ではそれぞれの要素に大きな差がないとも言えます。
国内のオフィス系のREITはそのうち戻ってくると考えていますので、そういう点では「iシェアーズ・コア Jリート ETF(1476)」は都心のオフィス、物流系への投資が主体となるREIT ETFでもあり面白いのかなと考えています。