ソーシャルレンディングを購入する際に定期預金金利との比較が表示されていますね。
以下はOwnersbookの5%物の不動産投資物件の説明の一部で定期預金との比較が表示されています。
そりゃ、0.01%と5%なんだから500倍近い差が出ますけど、リスクはどうなの?
って所を理解していないといけません。
もちろん各事業者リスクの説明はしていますが、この表示方法には以前から少し違和感を持っています。
ローリスク、ローリターンの定期預金とミドルリスク、ミドルリターンのソーシャルレンディングですからね。
比較の対象としてどうなんだろう??
今の三菱UFJ銀行の定期預金金利は以下のように0.002%なので上記の比較で言うと更なる差が出て2500倍の差になります。
利息(金額)を基準にみた場合どうなんでしょう?
たとえば、JT株を1株だけ購入したら。。。
JTの7月31日時点の株価1,812円です。
これを1株持っているだけで半年で77円。
1年間で154円の配当を得る事ができます。
年額の利息(配当金)を基準に比較すると、
JT 1株の配当金相当額を利息で得るには77万円の資金が必要になります。
商品 | 利息(配当金)年額 | 必要資金 |
定期預金(年利0.02%) | 154円 | 770,000円 |
JT株 | 154円 | 1,812円 |
もちろん株にもリスクはあるわけで、株価下落したら?
配当も保証されているわけではないからという話がでてくるのでしょうね。
定期預金の金利の低さを嘆くのであれば、1株でも高配当の株を保有しているだけで
1年分の金利が戻ってくる事を認識してもよいのかもしれません。
※税金、手数料は考慮していません。