配当が安定的に得られるリース総合会社ですが、今時点でどうなのか?簡単に比較してみました。
対象は、オリックス(8591)、東京センチュリー(8439)、芙蓉総合リース(8424)、三菱HCキャピタル(8593)です。
比較チャート
1年間の比較チャート
オリックス(8591)>芙蓉総合リース(8424)>三菱HCキャピタル(8593)>東京センチュリー(8439)
この1年でみるとオリックス(8591)の上昇、東京センチュリー(8439)の下落の差が大きいですね。
週足チャート(マネックス証券より引用)
5年間の比較チャート
オリックス(8591)=芙蓉総合リース(8424)>東京センチュリー(8439)>三菱HCキャピタル(8593)
月足チャート(マネックス証券より引用)
株価指標比較
- 4社とものPER10倍以下、PBR1倍以下。配当もまずまずの利回りでまさにバリュー株といったところですね。
- キャッシュフローはオリックス(8591)が良好です。
配当利回り推移
過去でみるとオリックス(8591)が高い水準で推移していましたが、ここ1年では株価上昇にともない利回りは下がってきていますね。高配当としては4%程度の利回りは欲しいところなので今買付するとしたら三菱HCキャピタル(8593)が該当するでしょうか。
配当推移
オリックスがステイとなったことはあるものの、4社ともに継続的な増配をしています。
オリックス(8591)
東京センチュリー(8439)
芙蓉総合リース(8424)
三菱HCキャピタル(8593)
優待
自分は優待で購入を決めることはありませんが、リース会社は優待が良いので一応載せておきます。
オリックス(8591)
東京センチュリー(8439)
芙蓉総合リース(8424)
三菱HCキャピタル(8593)
なし
ロシアの影響
今、一番気になるのがロシア・ウクライナ情勢による影響です。各社ホームページに掲載されている内容は以下の通りです。
オリックス(8591):あり
当社グループでは航空機リース事業を展開しており、当社が30%出資するAvolonHoldings Limitedにおいて、2021年12月31日時点でロシア向けに14機ありましたが、現在ロシア国内にあるのは10機(簿価約USD100mil、オリックス持分考慮後)です。これらの機体は保険に加入しています。
航空機リース事業以外では、ファンドを通じた投資残高が約10億円あります。また、欧州等にてRobecoを中心としたアセットマネジメント事業を展開しておりますが、直接的なエクスポージャーはありません。
東京センチュリー(8439):なし
ニュースリリースにはなし
芙蓉総合リース(8424):なし
ニュースリリースにはなし
三菱HCキャピタル(8593):あり
当社グループの債権状況
・当社グループがロシア向けに有している債権残高は約5億円ですが、ほぼ全てを貿易保険でカバーしております。ウクライナ向けの債権はございません。
・当社グループの航空機リース事業においては、現在、ロシア、ウクライナ向けの債権はございません。また、航空機エンジンリース事業においても、ロシア、ウクライナ向けの債権はございません。
ただし、両国以外の企業向けに行っているリース取引において、現在、4基のエンジンがロシア国内に所在していることを確認しております。
上記のとおり、今回の情勢に伴う、当社の2022年3月期業績見通しへの影響は軽微であり、現時点にてその変更はございません。
継続的な配当を得るにはポートフォリオに加えても良いのではないでしょうか
4社ともに大きな差が認められず、配当を継続的に得たい人にとってはポートフォリオの一部に加えても良いのではないでしょうか。
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