もしもどこかで戦争に相当する混乱が起きたら株式市場はどうなるのか?
頭に思い浮かぶのは大幅な下落ですが、その後も含めてどうなのでしょうか?
為替王さんのブログからの引用ですが過去の戦争(に相当する混乱)時の株式市場はどうなったのか?見てみたいと思います。
以下の本文は上記ブログからの引用でして、当時のチャートがどうなったのかを張り付けてみました。
視覚的にどの程度下落したのか?そこからどの程度戻ったのか?
※下記すべて戦争の当事国・中心だったアメリカの代表的株価指数S&P500の値動きを計測
【湾岸戦争】
1990年8月2日~
●開戦1カ月前高値から開戦2カ月目にかけて株価暴落、最大下落率-19.8%
(開戦前高値1990年7月368→1990年10月安値295)
↓
●底打ち2カ月後1990年12月に半値戻し、開戦から6カ月後には開戦前の高値更新
- SP500の週足チャート
- 日経平均の週足チャート
バブル崩壊でそのまま低迷しちゃってますね。
【イラク戦争】
2003年3月20日~
●2002年に当時ブッシュ大統領がイラク(イラン、北朝鮮も)をテロ支援国家だと名指しで非難。
戦争警戒から株売りが加速し、開戦2カ月前から開戦同月までの最大下落率-13.6%
(開戦前高値2003年1月931→開戦同月安値804)
↓
●開戦から2カ月後には開戦前の高値更新
- SP500の週足チャート
- 日経平均の週足チャート
【IS壊滅作戦】
2014年9月~
(国連安保理が全会一致でIS壊滅に向けて対策強化の議長声明を採択し、有志軍が空爆を開始した2014年9月を開戦とここでは定義します)
●開戦前週高値から開戦翌月にかけて株価急落、最大下落率-7.4%
(開戦前週高値2014年9月2011→2014年10月安値1862)
↓
●開戦翌々月(厳密には開戦の翌月末)には開戦前の高値更新
- SP500の週足チャート
- 日経平均の週足チャート
アベノミクスの影響もあり上昇した感じでしょうか。
日本はバブル崩壊、失われた10年等々の時期でもありましたのでよくわりませんが、すくなくともアメリカ株は一時的な下落はあるものの、その後は下落前を上回る上昇が起きている(=強い)のがわかります。絶好の買い場であったという事でしょう。
歴史は繰り返すとも言いますが、万が一にも戦争のような事態が起きれば一時的な下落は覚悟しないといけないでしょうね。
また、もしそのような状況が発生した場合、自分は少しでも投資にむかうことができるのでしょうか?
衝突が起きる、起きないはわかりませんが、こういう世界情勢となった場合を頭にいれておくことは大事ではないかと思います。
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