1.日経平均の7月9日は弱く推移したものの夜間の先物で持ち直し
本日の日経平均は27,940円(前日比-177円)となりました。
3万円の壁を超える事ができずに力尽きたという事でしょうか?
ただし金曜日は27,500円あたりで反発しました。ここをを割ると5月の安値を更新してしまい下げに勢いがつき27,000円割も視野に入ったと思います。
さらに夜間の先物では28,510円まで戻しておりますので月曜日の朝は金曜日の下落からは大きく戻してはじまるでしょうね。
■日経225日足チャート
2.アメリカ市場との比較すると最近の弱さが際立つ
また特にここ3か月でみるとS&P500、NASDAQと比較しても日経の弱さが際立っていますね。
3か月と1年間での3市場の比較チャートです。
■3か月比較チャート
■1年比較チャート
3.今後どうなるのか?
今後どうなるのか?はわかりません。
ただアメリカでは8月26-28日で米ジャクソンホール会議が開催されます。
(※米ジャクソンホール会議:カンザスシティ連邦準備銀行が米国ワイオミング州のジャクソンホールで毎年8月に開催する経済政策シンポジウムのこと。世界各国から中央銀行総裁や政治家、学者などが参加し、世界経済や金融政策について議論を交わす。)
ここではアメリカの今後のテーパリングの話が出てくるのではないかといわれています。
それにとり市場はボラの高い動きとなるのではないでしょうか。
そのころの日本はオリンピックがひと段落(パラリンピックは開催していますが)しており、そこからのテーマが何になるのか?またお盆の前後は夏枯れ相場でもあり、これまたボラの高い相場が予想されます。
4.自分の市場への向き合いは?
私は、配当収入を蓄積し株を資産として持ち続けていくの考えにかわりはありません。納得できる価格、配当利回りが期待できる銘柄が出てくれば解体と思います。
それは日本株もアメリカ株も同様です。
5.日本株、アメリカ株の配分は?
現在はチャートの比較をみると日本株のほうが弱く、買いたい候補は多いかもしれません。
ただし、チャートの比較だけではなく各国の証券取引市場の時価総額を見れば日本株、アメリカ株の配分は頭の隅にいれておきたいと思います。
■世界主要市場の時価総額(岡三証券より引用)
アメリカと比較しても日本は1/8の規模です。
日本人ですので日本株に目が行きがちすが、グローバルに、もの、情報、人が動くなかアメリカ株に対する資産配分高めに保持していてもよいのではないでしょうか。