前回の「ちきりん」さん「自分の時間を取り戻そう」が良かったので続きてもう1冊読みました。
マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法
著:ちきりん
今、サラリーマンとして働いている自分にとっても、また、サラリーマンを離れ自分で何かをしようとした場合にも、その時その立場で、自分にとっての「価値」「市場」を気づく必要がある、という気づきを得ました。
色々、興味深い内容はありましたがなるほどと思える内容が色々ありました。
- ふるさと納税は税金徴収制度の市場化
- 消費市場と貯蓄市場の競争(貯蓄市場にいる金融機関は「老後2000万円問題」などを餌に消費市場からお金を引っ張っている。そして、消費市場内の各金融機関同士での競争に勝つためにどうすればよいかを考え実行している。が、消費市場はその事に気が付いていない)
- 組織型の決めてからやる方式では細部まで完璧に作りこむ事がとても重要(作りこみ能力)。市場型のやってみて決める方式ではフットワークの軽さとダメと思えば見切る意思決定の速さが重要。日本は作りこみ能力は強みがあるが、後者の能力にかけている
→私なんか組織型の典型で、それをもとに若手へレビューしてるな~。 - 大きな組織になればなるほど分業が進み市場から遠い部門で働く人が多くなります
→今の部署はまさにこれだな。 - 10年も働いたら自分に売れるものなど何もないと感じるのは、価値ある能力ではなく、価値ある能力にきがつく能力
→果たして自分の価値とはなんだろう?
お薦め度は★★★★★です。
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