ホームページへの掲載もありましたが、SBIソーシャルレンディング貸付先の重大な懸案事項に関しては調査結果の報告、再発防止策の策定、関係者の社内処分という事で終息したという事になるでしょう。
内容はホームページと同様ですが以下のように投資家向けメールも来ています。
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平素は、格別のお引立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
当社ウェブサイトにおいて2021年2月5日及び同月17日に公表いたしましたとおり、当社のソーシャルレンディング貸付先の事業運営に重大な懸案事項が生じている可能性が認められたことから、当社と利害関係を有しない外部の専門家から構成される第三者委員会を設置し、事実関係の解明のための調査を進めてまいりました。
第三者委員会より、2021年4月26日付けで「調査報告書」を受領し、2021年4月28日付けで公表用の「調査報告書」を受領しましたことから(*)、これらに基づき、再発防止策の策定及び関係者の社内処分を実施いたしましたので、次のとおり詳細をお知らせいたします。
https://www.sbi-sociallending.jp/pages/press210428
また、第三者委員会からの「調査報告書」を受け、当社において改めて慎重に判断した結果、2021年4月2日付「未償還元本相当額の償還に向けた取り組みに関するお知らせ」で公表いたしましたとおり、未償還元本相当額の償還に係る手続を実施することといたしました。
投資家の皆様には多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。
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かたや親会社であるSBIHD(SBIホールディングス)の2021年3月期決算説明会資料をみると、
SBIグループの持続的成長を阻害要因(=ソーシャルレンディング)となり得る事業からは売却・撤退を検討。
との明確な記載があります。
全般的に業績好調、今後の事業拡大に向けてポジティブな計画をプレゼンしている資料の中にあってこの箇所だけは異質ともいえる記載っぷりです。
この問題が落ち着けば投資案件募集の再開もあるかと思いましたが、ここまで明確な記載をしているならばもう終了ですね。
私の残りのファンドも償還を待つばかりという事をあらためて認識しました。
今まで、不動産担保ローン事業者ファンドをベースとし、もう少し高利回りの案件を混ぜ込みソーシャルレンディングトータルとして年間4%程度を目指すような運用をしてきたのですが、そのような運用も厳しくなってきましたね。
ソーシャルレンディングへの投資については今後どうしていくか撤退含めて考える時期にきたようです。