読書本の紹介です。
「FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」
著者:ハンス・ロスリング/オーラ・ロスリング/アンナ・ロスリング・ロンランド
事実に基づいて世界を見ないと現実を見誤る。
日本は島国だし外にもっと目を向けないといけない。ということでもなく、どこの国の教養のあるという人も勘違いしている人が多い。という事もわかります。
例えば。。。
質問 世界の1歳児で、なんらかの予防接種を受けている子供はどのくらいいる?
・A 20%
・B 50%
・C 80%
質問 いくらかでも電気が使える人は、世界にどのくらいいる?
・A 20%
・B 50%
・C 80%
という質問が書かれていますが、この正答率はチンパンジーがランダムに回答した正答率(1/3)よりも低いものだそうです。
そしてなぜそのような勘違いが生まれるのか?という事も解説されています。
先進国の対として発展途上国、あるいは後進国と言われますが事実を見ると適切な言い方なのか?日本も先進国と言われていますが何をもって先進国なのか?ある数値でみるとそうではないのかもしれない。
また、よく広告(寄付の募集)にある1日100円で1人の子供の命を救う事ができる。というのも、このような子供が世界にどのくらい(何万人)いるのか?自分が想定しているのと比較してどうなんだろう?(本当にそのような境遇の子供を助ける必要があるのは理解しています。)
そんな事を思ったりもする、なかなか気づきの多い本です。
難点は内容の割にページ数が多い所かもしれません。
お薦め度:★★★★☆