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多くの顧客を囲っている通信系会社は強い

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多くの顧客を囲っている通信系会社は強い

 

10年くらい前にBOPビジネスというのを耳にしました。BOP:Base of the Economic Pyramidの略です。世界の所得別人口構成をグラフ化すると、下から低所得者層、中間層、富裕層の三段階からなるピラミッド型となりますが、BOPは、この最下層の低所得者層を指します。この層が全人口の70%を占めており、滞在的に購買力の成長が期待できる層との事。現代においては最下層=生活に困窮しているという事ではありません。スマホ(携帯電話)も持ち普通の生活を営んでいるというのが正しい理解かもしれません。

なので企業にとってはBOPを対象とするサービスを提供する事がとっても重要だとの事。

BOP顧客まで幅広い顧客を囲っている企業で、毎月一定のコミッション(収益)が得られる企業は安定性があり、なおかつ、囲っている顧客に新たなサービスを提供する事で新しい収益を期待する事は強みですね。

そういう点でも多量の顧客を囲っている携帯会社は安定性においても、将来性についてもまだまだ有望ではないのかと思います。

お客を囲っていても、そこから一定の収益があがらなかったり、景気への影響が大きいのとは違い。
月額利用料が入る。(管新首相の下げる攻撃はあるにしても。)
景気が悪くなるからと言って解約が増えない。(生活必需品となっている。)
という強みがあります。

ちなみに各携帯電話およびNTTの契約者数は以下の通りとなっています。

会社 契約数 備考
NTTドコモ 8,060万
KDDI 5,920万
ソフトバンク 4,360万
NTT 5,710万 フレッツ光、ひかり電話、加入電話・INS回線を加算した合計

※一般社団法人 電気通信事業者協会ホームページから引用。NTTはホームページから引用。

 

また、SNS関連企業は手軽なアカウント登録により大量の利用者の囲い込みはできていて、様々なサービス展開しているという点ではまだまだ伸びる可能性を秘めていると思いますが、配当目当ての自分としてはあまり食指が動きません。(今は)

それぞれの契約数(約1年前の数字ですが)が以下の通り。

会社 アカウント数
LINE 8,200万
twiiter 4,500万
Instagram 3,300万
Facebook 2,600万

※ガイアックスソーシャルメディアラボの記事から引用

菅さんショックなのか携帯各社の株価は下落していてなかなか面白い水準まで来た気もします。私が注視する配当利回りも4.2~4.3%程度になってきました。

本日は上昇していますが、ちょっと注目していきたい所ですね。

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