前回、後輩A君が大阪に転勤になってしまった事を書きました。
これA君の親会社から人を出せと言われ、子会社であるA君の会社の上司は業務命令を出したと後から聞きました。
そのような事もあり、親子会社間のヒエラルキーはサラリーマンをやっていくうえで影響をうける可能性があるので、そのあたりを書いてみたいと思います。
私の職歴および転職
私のメインとなる仕事(職種)は?というと「金融機関のITエンジニア・プロジェクトマネジメント」です。
このベースは新入社員から変わっていません。
今まで3回、転職を経験しています。
最後に転職し今の会社に在籍して20年になりましたので、転職といってもかなり昔になってしまいます。
そして、現在の会社含め、所属していた会社には親会社(ここが金融機関)が必ずありました。
なので今までの所属してきたのはIT子会社といったほうが良いかもしれません。
親会社・子会社にはヒエラルキー構造(関係)がある
一般的に親会社と子会社に完全なヒエラルキー構造(関係)がありますす。
子会社の社員からみるとデメリット、メリットは以下のような感じかもしれません。
■デメリット
- 親会社から出向してきた社員が子会社でマネジメント層になってしまう。(親会社(発注者)⇒子会社(下請け)という構図が暗黙のうちにできあがる)
- 親会社より子会社の方が収入は少ない。
■メリット
- 親会社が安定していれば、子会社の安定も保証される。
- 親会社のみが顧客で自然と仕事をもらえる。なので営業にガツガツする必要がない。
※これは、昔の話で今は通用しないかもしれません。
収入はある程度抑えられても、子会社で安定的な仕事をしたいという事であれば、それに甘んじればよいとも思います。
ただ、一緒に仕事をする機会がある場合、ほぼ同じ仕事内容なのに親と子で収入が違うのに納得がいかなくなるという事もあります。
また会社によってはヒエラルキー構造が強すぎて、親会社の社員からパワハラまがいの扱いを受ける事もめずらしくありません。(私はなかったですが、他のお付き合いのあった会社ではそういう事をたくさんみてきました。)
そんな中から選ぶ子会社に就職するのは?
結局は自分の希望とする待遇がその会社にあるのかを丁寧に調べるしかないのです。
私は収入にはこだわってきました。(自分が頑張って仕事するという事ではなく、会社の平均年収には注視していたという事です)
なのでなるべく年収の高い会社を狙い今の会社にたどり着いたという事になります。
会社によっては、そこまでの差が出ない、あるいは子会社が親会社を追い越している事もあります。
それと上記に書いた通り、親子の関係があると、子会社にはそれだけ仕事の裁量権が少なくなります。ただでさえサラリーマンは裁量権ないところに。
ここは会社がどれだけ外向き(親会社以外の仕事)をやっているのか?やろうとしているのか?このあたりも丁寧にしらべる(面接の時に聞くことも重要です。)と良いかと思います。
ただいざ入社してはじめてわかる実態もあると思います。そんな時はフットワーク軽く次の会社をみつけるしかないと思います。(私もあいだの2社には1年しか勤務せずに辞めてしまいました。)
若い時にはフットワークも大きな武器です。40代後半、50代になればなかなかこんな事はできませんので。。。