人生100年時代と言われ長生きが現実のものとなってきています。ただしその晩年は体に不調を持ちながら生きていく、なかなかつらい人生が待っている。いやいや決してそうではなく若々しい精神・肉体で生きていことができる時代が、もうすぐの所に来ている。そのような事が実感できる内容となっています。
LIFESPAN(ライフスパン)―老いなき世界
著:デビッド・A・シンクレア, マシュー・D・ラプラント
老化は人間が生きてから死ぬまでにたどる過程ではなく、老化は病気であるという所で固定概念が覆されます。
そして老化という病を治すためのアプローチが現在進行形で進んでおり本当に老いない精神・肉体を持ちながら今よりも長く生きることができる。年取る事は苦痛を持ちながら生きないといけないという後ろ向きな思いから脱却できる。そんな期待を持つことができるような内容になっています。
もちろん長く生きることで、経済に及ぼす影響を危惧する意見が出てくる事に対しても認識はされており、今まで人間が様々な時代の変化の中で工夫・改善をしてきた事実からも明るい未来を期待しても良いのではないか?そう思わせる内容でした。
お薦め度は★★★★☆です。