人生100年を考えた時に今後の自分の人生をどう考えていけばよいのか?
超訳ライフ・シフト―100年時代の人生戦略
著:リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット
原作は「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略」ですが、の内容をコンパクトにまとめた書籍ですが、良く整理されてまとまっている内容でした。
教育⇒仕事⇒引退という3ステージの人生がこれからの若い人は特にうまくいかなくなる。100年というスパンでは様々なステージを経験していく事が必要。教育⇒仕事⇒教育⇒仕事・・・、というステージを行くことになるかもしれない。
で、そのために無形資産が重要となる。
無形資産とは目に見えない、お金に換算できない、それ自体に価値があり、かつ有形の金銭的資産の形成を助けるもの。
無形資産を分けると
- 生産性資産:スキル、知識のように所得を増やすために役立つ要素。
- 活力資産:肉体的・精神的な健康、幸福。友人関係・パートナ。
- 変身資産:100年を生きるにその過程での大きな変化の経験、多くの変身を遂げること。
であり、これらの資産も積み上げていく必要がある。
私は完全に教育⇒仕事⇒引退3ステージが既定路線と刷り込まれています。(またそういう世代でもああります。)
ただ100年という人生を考えた時、残りの人生を引退だけで充実した人生を過ごしていけるのか?精神的な面も、金銭的な面も含めて。今の会社で同じような仕事をしたいとは思いませんが、異なるステージでの仕事を考えるならば、今から自分がどうしていくべきか?考えていかないといけない。そんな事に気づかされる一冊でした。
個人や企業、社会全体として人生100年時代に向けての対策というのはまだまだ準備ができていない状況だと思いますが、今後少しずつでも変化が進んでくるんでしょうね。
今後の自分の人生について少し考えさせられる本でした。
お薦め度は★★★★☆です。
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