連休中の読書本その3です。
今回は投資に対する考え方といのではなく、お金が怖いというものです。
「お金の味」
著者:金森 重樹
ストーリー自体は田舎から出てきた大学生が、無知であるが故に1億2千万円の借金まみれとなり、毎日借金取り立てに怯えながらも奇跡の大逆転劇を演じるというありがちな内容です。
リアルさと”えぐさ”、そして努力の質と方向性に何度読んでも感銘を受けました。
以前、不動産投資に興味があったのでそこから紐付けて購入したものの、そんな動機を忘れさせるほどの内容でした。
借金を背負わなければ自分の人生は「いつか誰かが何とかしてくれるだろう」という当事者意識のない傍観者のままで終わっていたのではないか。という所も印象に強く残りました。
お金を借りる事の怖さ、人間を狂わせてしまうお金の怖さが実感できるのではないかと思います。
色々な登場人物が出てきますが、それぞれの個性(アンダーグランドな)もなかなかのものです。
是非、一読を。