前回、高配当ETFの概略を比較しました。
対象銘柄は「SPYD」、「PFF」、「HDV」、「VYM」の4銘柄です。
今回は株価、配当利回りをもう少し見ていきます。
SPYDの運用開始が2015年のため過去5年間の推移でみています。
株価チャートは以下のようになっています。
■5年間株価推移
・コロナショック前までの5年は長く長期上昇トレンドになっていたのでPFF以外は右肩上がりで上昇しています。
その中でもVYMの上昇が顕著ですね。
株価推移でいくと、
VYM>SPYD>HDV>PFFの順番でしょうか。
・コロナショックの下落をみるとPFFの下落(-28%)は比較的少ない。(ただしそれまでの上昇がないので他3銘柄と比較はできないです)
VYM、HDVが-33%、SPYDは-42%です。
下落率の低い(マイルドな)順番でみると、
PFF>VYM=HDV>SPYD
・コロナショック後の戻りは期間が3か月程度と短いのであまり参考にはならないかもしれませんんでご参考程度に。
SPYD(+39%)>HDV(+36%)>VYM(+34%)>PFF(+28%)
■配当利回り
※インカム投資ポータルから引用
・配当利回り(5年平均)の高い順番は、PFF>SPYD>HDV>VYMの順番となります。
■考察
①キャピタルゲインを積極的に取りに行くなら
VYM>HDV>SPYD>PFF
②インカムゲインに徹するなら
PFF>SPYD>HDV>VYM
③キャピタルゲイン、インカムゲインのバランス取るなら
SPYD or HDV
といった所になると思います。
ただ本当にみるべき所は5年間持ち続けていればPFF以外の3銘柄についてはこの5年間で30%~50%値上がりしており、かつ3%~5%の配当も受け取れているという所ではないでしょうか。
確実に言えることは「長期で保有する事で資産価値があがる。」という事だと思います。