3月29日の日本経済新聞朝刊に、日本経済新聞社とQUICK ESG研究所が算出した「第2回ROESGランキング(2020年度版)」が掲載されていました。
上場企業の3期平均のROEとESG評価会社4社の評価スコアを掛け合わせた数値を用いてのランキングです。
順位は以下の通り。配当利回りは自分が興味あるのでつけてみました。
・ESGとは企業が社会に対し負う責任。(大和証券ホームページより引用)
ESG投資とは、これら環境・社会・企業統治に配慮している企業を重視・選別して行なう投資のこと。
・ROE(自己資本利益率)は、投資家が投下した資本に対し、企業がどれだけの利益を上げているかを表す重要な財務指標。ROEの数値が高いほど経営効率が良いと言える。
ESG投資について(東証マネ部より引用)
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ESGの概念自体は、2006年に国連のアナン事務総長(当時)が機関投資家に対し、ESGを6つの観点から投資プロセスに組み入れる「責任投資原則」(PRI)を提唱したことがきっかけとなっていますが、本格的に概念が普及したのは2008年以降となります。
2008年は9月にリーマン・ショックが起こった年であり、資本市場でこれまでの短期的な利益を追求する投資スタイル(ショート・ターミズム)への反省や批判が高まりました。この結果、PRIへの署名機関が増加し、ESG投資の認知が拡大することとなりました。
2019年3月末時点でPRIには、2,372の年金基金や運用会社などが署名しています。このうち年金基金などのアセットオーナーの署名は432にのぼり、その運用資金残高の合計は20.1兆ドル(約2,200兆円)に達しています。
日本においては2015年に年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が署名したことをきっかけにESG投資が拡大しています。
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ESG投資への適格銘柄だ!という定義はないと思いますが、ここに入っている10の銘柄は今時点では注目に値する企業(銘柄)ではあるので機関投資家のファンドへの組み入れという点では考慮されるもにになるのでしょう。
私も少し注目をして、何かのタイミングで割安と判断できるならば購入を検討していっても良いのかと考えています。