高配当株(ETF含め)も価格が上昇しており、思い切って買付しようという銘柄がなかなかないのですが、あらためてオイルメジャー企業(エクソン・モービル(XOM)/ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS.B)/シェブロン(CVX)/BP(BP))について現状をみていきたいと思います。
①コロナ前からのチャート比較
4社ともにコロナ前の株価には戻っていないものの、2強(エクソン・モービル(XOM)/シェブロン(CVX))、2弱(ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS.B)、BP(BP))にわかれてきました。
②各社配当利回り・キャッシュフロー・過去5年配当履歴(マネックス証券より引用)
・エクソン・モービル(XOM)、シェブロン(CVX)はコロナ禍に関わらず減配していない所は素晴らしい所。
・ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS.B)は減配の影響により配当利回り低いものの今後の復配に期待したい。フリーキャッシュフローは4社の中ではトップ。
(1)配当利回り・キャッシュフロー
(2)各社5年間配当履
・エクソン・モービル(XOM)
・ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS.B)
・シェブロン(CVX)
・BP(BP)
SDGsから見ると今のビジネスでは完全な逆風にさらされているオイル業界ではあり、明るい見通しが立てられない状況でもあるので、積極的に株を買う理由がないのは明白ではないでしょうか。
・石油の巨人に「脱炭素」の外圧 エクソンに物言う役員
・オランダ裁判所、シェルにCO2削減命令 30年までに45%
・取り残される石油株 「脱炭素」に期待と不安
でもそのような誰も見向きもしない(言い過ぎか?)時だからこそ、買付をしてく事が長い目ではチャンスとなるのではないでしょうか。
それぞれの企業、手をこまねいているわけではなく独自のCO2削減目標を公表するなど、時代の変化へ適応しようという意気込みは感じられます。
コロナの影響はあったものの、それまで高配当&連続増配企業でもありましたので、中期的な値上がり、コロナ前の復配を期待するに4社の中ではロイヤル・ダッチ・シェル(RDS.B)を少しずつ買い増ししていこうかと思います。