緊急事態宣言もあけ、ワクチン接種率は70%を超えてきており、冬には感染者が増加する可能性はありますが、少しずつ日常が戻りつつあります。ホテル業界も活気を取り戻してくるのではないか?という思いからホテル特化型のリートへの投資はどうなのか?ちょっとみてみました。
対象は以下の5銘柄です。
- 3287:星野リゾート・リート投資法人
- 3463:いちごホテルリート投資法人
- 3472:大江戸温泉リート投資法人
- 3478:森トラスト・ホテルリート投資法人
- 8985:ジャパン・ホテル・リート投資法人
チャート比較
■2年週足での比較チャート(マネックス証券より引用)
3287:星野リゾート・リート投資法人>3478:森トラスト・ホテルリート投資法人>3472:大江戸温泉リート投資法人>8985:ジャパン・ホテル・リート投資法人>3463:いちごホテルリート投資法人
3287:星野リゾート・リート投資法人だけがコロナ前の水準を突破しています。強いですね。
■半年日足での比較チャート(マネックス証券より引用)
3287:星野リゾート・リート投資法人>3463:いちごホテルリート投資法人>8985:ジャパン・ホテル・リート投資法人>3478:森トラスト・ホテルリート投資法人>3472:大江戸温泉リート投資法人
これからコロナ前状態への回復を期待するのであれば、3463:いちごホテルリート投資法人、8985:ジャパン・ホテル・リート投資法人あたりでしょうか。
各種指標での比較
以下の数値はjapan-reit.comより引用
- NAV倍率
不動産を時価評価した純資産価値に対する投資口価格の割安度を表す指標です。 株式におけるPBR(株価純資産倍率)に似た指標となっています。 NAV倍率が低い程割安と言える。 - NOI利回り
年換算のNOIを所有不動産の簿価(取得原価)で割った率のこと。 不動産賃貸事業の運用利回りの基準となる指標。
銘柄比較で優良な箇所をオレンジで網掛けしました。
時価総額、有利子負債比率の面では3287:星野リゾート・リート投資法人の安定性がみてとれます。
トータル的には3472:大江戸温泉リート投資法人ですかね。ただ時価総額が一番低いのはちょっと気になります。
期待を込めた想定の分配利回り
過去5年平均の分配金を今後回復するであろう分配金額と仮定し、現在の価格をもとに利回り(予想分配利回りとして)を出してみました。
(赤字は予想分配金です)
3463:いちごホテルリート投資法人、3472:大江戸温泉リート投資法人あたりがコロナ前の状態に戻ってくると面白い気がします。
自分としては分配金利回りを重視したいと考えているので3463:いちごホテルリート投資法人、3472:大江戸温泉リート投資法人になってしまうのかもしれません。ただ今後のホテル業の強い回復が見込めることが前提になりますね。