アメリカの長期金利の上昇に伴い銀行株は上昇しています。
自分としては配当目的がメインですが、そのような視点で銀行株はどうなのか?と考えてみました。
大手銀行3社(バンク・オブ・アメリカ、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー、ウェルズ・ファーゴ)で見てみます。
■配当利回り
5年間の平均は配当利回りはそれぞれ以下となっています。(マネックス証券の銘柄スカウターから)
過去5年平均配当利回り | 2021年3月時点配当利回り | |
バンク・オブ・アメリカ(BAC) | 1.8% | 1.9% |
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(JPM) | 2.6% | 2.4% |
ウェルズ・ファーゴ(WFC) | 3.6% | 2.1% |
WFC>JPM>BACの順番です。
ですが最低でも4%程度の配当利回りは欲しい所です。
■配当推移(マネックス証券より引用)
①JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(JPM)
②バンク・オブ・アメリカ(BAC)
③ウェルズ・ファーゴ(WFC)
ウェルズ・ファーゴは2020年、2021年と減配となり他2社(増配orイーブン)からみてもかなりな見劣り感があります。
■株価推移(Investing.comより引用)
3社の株価の推移を比較してみます。
①1年の推移
BAC>JPM>>>WFCとなります。
②ここ10年(2012年~)の期間
JPM>BAC>>>WFCとなります。
ウェルズ・ファーゴが明らかにパフォーマンス悪い状態です。
今の状況であれば素直にJPモルガンかバンク・オブ・アメリカを購入するのが配当に関係なく値上がりを期待できるものなのかもしれません。ウェルズ・ファーゴを理由がないですね。
では表題の通り、ウェルズ・ファーゴをどう考えるのか?ですが。。。
架空口座開設スキャンダルの罰として、2018年以降FRBから総量規制(総資産を増やしてはいけない)の対象になっていますが、それが今年のどこかで解除される可能性が高いという噂がでています。これによる業績の回復、および配当の復活(2019年以前の配当に戻る)を期待できるのであれば購入を検討してもよいのではないかと考えます。
2018年~2020年の配当平均約1.4$/年が復活すれば現在の株価36.9$で約3.8%の配当利回りとなります。
さらに株価ももう少し下げ35$程度となり、かつ1.4$/年の復活がかなえば配当利回り4%となるので購入を検討するレベルになるのかと考えます。
株価も下げたら、配当も復活したらという仮定の話なので今すぐ購入を検討というわけではありませんが、ウォッチしていきたいですね。