高配当の国内株にも魅力的なものありますが、単一で購入するのではなく、ETFで広く薄く購入をしても良いのではないかと考えています。そんな事もあり、国内の高配当ETFについて少し見てみました。
◆分配金利回りが高い
1位:(1489)NEXT FUNDS 日経平均高配当株50
2位:(1499)MAXIS 日本株高配当70マーケットニュートラル
3位:(1577)NEXT FUNDS 野村日本株高配当70
◆信託報酬(安い)
1位:(1651)ダイワ 上場投信-TOPIX高配当40指数
1位:(1478)iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF
3位:(1489)NEXT FUNDS 日経平均高配当株50
海外の高配当ETF(SPYD、HDV、VYM)と比較すると全般的には高いですね。やはりここは信託報酬の安さにはこだわりたい所です。
◆純資産額(規模)
1位:(1577)NEXT FUNDS 野村日本株高配当70
2位:(1478)iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF
3位:(1489)NEXT FUNDS 日経平均高配当株50
純資産額も安定的な運用を期待するのであればある程度の規模が望ましいですね。
◆ご参考:過去2年チャートでの比較
青は日経225連動型投信なのですが、それと比較するとコロナショック後の回復度合いが、高配当ETFは厳しいですね。
赤(1489)NEXT FUNDS 日経平均高配当株50、橙(1577)NEXT FUNDS 野村日本株高配当70はほとんど回復せず低迷。
緑(1499)MAXIS 日本株高配当70マーケットニュートラルはコロナショックの影響は低いもののコロナショック後は右肩下がりとなっている。
(1499)MAXIS 日本株高配当70マーケットニュートラルは野村日本株高配当70指数を買付しているのですが同時にTOPIX先物を売って運用をしています。(高配当株指数のロングと、TOPIX先物のショートの両建て)なのでコロナショックのような市場全体が大幅に下落した場合はTOPIX先物の売が効いてファンドとしては大きな下落をしなかったのですね。ただ、コロナショック以降、市場が回復をしている状況においてはTOPIX先物の売りが逆にファンドのパフォーマンスを落としてしまうという結果となっています。他のETFと比較して信託報酬が高いのもこのような複雑な運用をしているからなのですね。ちょっとわかりにくいETFなので除外です。また、高配当でかつ株価の値上がりを期待するという事からも適さないですね。
購入候補としては、「(1489)NEXT FUNDS 日経平均高配当株50」でしょうか。比較対象の中でずば抜けて良いというわけではありませんが、今後注目していくたいと思います。(決算月が1,4,7,10月でこの時期に分配金が出るというのもちょっと魅力的ではあります。)